ADSL回線の著しいレスポンス低下騒動の顛末
- 2017/07/26
- 22:40
ここ約2週間で、ADSLネット回線のレスポンス低下が発生し、WEBサイトの閲覧にも支障をきたしていた。
なぜか不自然な「自然解消」をしたのだが、その顛末を書いてみる。
私自身が状況を把握したのが、7/20。
その数日前から、レスポンスの低下が見られていたらしい。
WEBサイトを開いても、表示はノロノロ、画像はなかなか表示展開されない。
契約は、ADSL1.5M。電話共用型。
機械警備との兼ね合いで、スプリッターの前に回線の分岐を行なっていた。
「スプリッター→ADSLモデム→無線LAN親機」という基本構成。
最初、速度低下という話を聞いた時、真っ先にpingをyahoo!japanサイトに打ってみたが、800ms台の数値。
ADSLモデムの電源を切り、再投入して数分間は40〜60ms、それを過ぎると程なくして800ms台。
ADSLモデムの予備(中古)につなぎ替えてもダメ。
スプリッターの予備に切り換えてもダメ。
無線LAN親機の問題を疑い、ADSLモデムからではなく、LANケーブルを接続できるタイプのポータブルWifiを代わりに接続したら、満足のいく速度が得られるという変な状態。
これで、ADSLモデムを含むNTT設備の影響か?と考え、NTTに電話し、作業員を呼んだ。
しかし…
ADSLと作業員のパソコンを接続した範囲では、全く問題ないという状態になる。
そこで言われたのは「無線LAN親機の不具合の疑い」。
当初はbuffalo製品を繋げていた。
翌日(7/21)、別用途に使っていた無線LAN親機(Aterm)に付け替えたが、症状は変わらない。
若干安定した感じもあったが、もたつく感じは変わらず。
しかし私も自分の仕事が忙しくて、7/26まで持ち越していた。
今日7/26、自宅からAirmac Expressを取り外して持参。
会社の回線に接続したが、全く状況が好転しない。
私も我慢ができなくなり、再度、NTTに電話したが…
オペレーターまで感情的になり、全く話にならなかった。
うちの守備範囲は「ADSLモデムの出力まで」「ベストエフォートなので」という感じで、こちらの状況は関係なしという態度。
結局は、作業員を手配することになったが、気が収まらない。
ところで、NTT作業員(下請け)の行う作業「ADSLモデムにパソコンを繋げて(NTT地域IP網までの)回線品質を確認する」とは何なのか?
そんな素朴な疑問が浮かぶ。
そういえば、今の無線LAN親機の前の機種には、フレッツスクエア接続という設定も付けていたことを思い出しました。
プロバイダ(OCN)の接続と同時に、フレッツスクエア接続もなされてしまうトラブルに悩み、フレッツスクエア接続の設定を消去したことまで思い出し、ネットでググった。
作業員は、フレッツスクエア接続を行なったパソコンを使って、通信品質を確かめていることがわかった。
併せて、フレッツスクエア接続のレスポンスが良好で、プロバイダ接続のレスポンスが低下している場合、NTT設備(地域IP網)の外側である「プロバイダ設備」の不具合が考えられるということもわかった。
これだ、と!
運良く、NTT作業員の手配がつかなくて明日になるという電話が入ったので、恐る恐る聞いてみた。
作業員の派遣が決まっていない段階では、キャンセルしても作業料金は掛からないという。
(作業員が来て点検、NTT設備の範囲に異常がなかった場合、本来は作業料金が発生する。)
そこで、フレッツスクエア接続の件を話し、プロバイダ設備の不具合が疑われることがわかったという理由で、作業のキャンセルをした。
そしてOCNへ電話。
内容の切り分けで何度か電話が転送されるも、約30分程度で、仮対応終了。
NTTによる回線チェックが行われていたので、すんなり行った。
(いわゆる1回目の点検がそれに該当する。その回線チェックが行われていなければ、NTT窓口へ案内されるところだった。)
仮対応の終わりころ、OCNサイトからグローバルIPを調べるサイトを開くよう指示され、IPを口頭で伝える。
それで混雑状況を確認し、折り返し電話が来ることになる。
折り返し来た電話の結果は、原因不明…という感じのもの。
深夜帯は多少混雑しているが、昼間は支障が出るほどの回線混雑はないという。
しばらく様子を見るか、新たな回線への変更、いわゆる光回線への転換を、ということに。
この時点では、多少レスポンスは良くなりかけていた。
800ms→500ms台→500±200msなど。
安定はしていないが、多少改善された印象もあったが、結局は悪い具合に戻る。
しかし、それから2時間ほど経過した時、何気にレスポンス測定をすると…
40ms台に復活…
えっ…
こちらは何もしていないのに…
反応の遅延が解消している(;゜0゜)
その後に、OCNなどが何か調整をしたのだろうか?
知るすべは無い。
今回のトラブルから得た教訓。
「フレッツスクエア接続との比較をして、原因を切り分ける」
「NTTでは、限られた自社設備に関してしか調べない傾向が見られる場合がある」
通信速度という言葉を使わず、反応速度を具体的な数字で述べたのが功をそうしたのかもしれない。
うっかり「通信速度」という言葉を出せば「ベストエフォート」という話へ持っていかれ、時間帯による混雑なのでそれがベストエフォートだという論理により、何も解消しないままお話終了になりかねない。
そろそろ、まとめに入りたい。
とりあえず書いておきたいこと。
特に今回のNTTオペレーターからは「フレッツスクエア接続でのレスポンス(pingの反応時間)を調べてください」の依頼も、「フレッツスクエア接続」という単語すら聞かれなかった。
今更だが、その言葉だけでもあれば、2回目の電話で作業員の来社を依頼することはなく、原因を早期に切り分けできたと悔やんでいる。
少なくとも(2回目のオペレーターは)私が感情的に話したことも一因だが、こちらで起こった症状の全部を、とりあえず聞く「以前」の態度だった。
今の今までADSL1.5M契約なんて笑っちゃう、という方も少なくないだろう。
ただ、代表電話回線、民間警備会社の機械警備装置、停電・災害時優先電話指定回線など様々な制約があり、実は光回線を導入するにはそのいずれかのメリットを捨てる必要があり、捨てられなければ新たな回線(新規回線)を引く必要があり躊躇しているのだ。
まあ今回のトラブルで(光回線導入の)口実は出来そうだが、すぐに導入できるかは判らない。
ADSLモデムも予備の調達ができなくなりつつあるので、そろそろ回線変更へ踏ん切りをつけなくてはいけないのかもしれない。
ただ、光回線を引くと、フリーWi-Fiの導入をしませんか?というオプションが付いて来る。
まだそちらの調べはしていない。
利便性は増すものの、社内LANに不正接続されないようにするというセキュリティ面のことも考えなければならないのかなと、正直、頭が痛い。
なぜか不自然な「自然解消」をしたのだが、その顛末を書いてみる。
私自身が状況を把握したのが、7/20。
その数日前から、レスポンスの低下が見られていたらしい。
WEBサイトを開いても、表示はノロノロ、画像はなかなか表示展開されない。
契約は、ADSL1.5M。電話共用型。
機械警備との兼ね合いで、スプリッターの前に回線の分岐を行なっていた。
「スプリッター→ADSLモデム→無線LAN親機」という基本構成。
最初、速度低下という話を聞いた時、真っ先にpingをyahoo!japanサイトに打ってみたが、800ms台の数値。
ADSLモデムの電源を切り、再投入して数分間は40〜60ms、それを過ぎると程なくして800ms台。
ADSLモデムの予備(中古)につなぎ替えてもダメ。
スプリッターの予備に切り換えてもダメ。
無線LAN親機の問題を疑い、ADSLモデムからではなく、LANケーブルを接続できるタイプのポータブルWifiを代わりに接続したら、満足のいく速度が得られるという変な状態。
これで、ADSLモデムを含むNTT設備の影響か?と考え、NTTに電話し、作業員を呼んだ。
しかし…
ADSLと作業員のパソコンを接続した範囲では、全く問題ないという状態になる。
そこで言われたのは「無線LAN親機の不具合の疑い」。
当初はbuffalo製品を繋げていた。
翌日(7/21)、別用途に使っていた無線LAN親機(Aterm)に付け替えたが、症状は変わらない。
若干安定した感じもあったが、もたつく感じは変わらず。
しかし私も自分の仕事が忙しくて、7/26まで持ち越していた。
今日7/26、自宅からAirmac Expressを取り外して持参。
会社の回線に接続したが、全く状況が好転しない。
私も我慢ができなくなり、再度、NTTに電話したが…
オペレーターまで感情的になり、全く話にならなかった。
うちの守備範囲は「ADSLモデムの出力まで」「ベストエフォートなので」という感じで、こちらの状況は関係なしという態度。
結局は、作業員を手配することになったが、気が収まらない。
ところで、NTT作業員(下請け)の行う作業「ADSLモデムにパソコンを繋げて(NTT地域IP網までの)回線品質を確認する」とは何なのか?
そんな素朴な疑問が浮かぶ。
そういえば、今の無線LAN親機の前の機種には、フレッツスクエア接続という設定も付けていたことを思い出しました。
プロバイダ(OCN)の接続と同時に、フレッツスクエア接続もなされてしまうトラブルに悩み、フレッツスクエア接続の設定を消去したことまで思い出し、ネットでググった。
作業員は、フレッツスクエア接続を行なったパソコンを使って、通信品質を確かめていることがわかった。
併せて、フレッツスクエア接続のレスポンスが良好で、プロバイダ接続のレスポンスが低下している場合、NTT設備(地域IP網)の外側である「プロバイダ設備」の不具合が考えられるということもわかった。
これだ、と!
運良く、NTT作業員の手配がつかなくて明日になるという電話が入ったので、恐る恐る聞いてみた。
作業員の派遣が決まっていない段階では、キャンセルしても作業料金は掛からないという。
(作業員が来て点検、NTT設備の範囲に異常がなかった場合、本来は作業料金が発生する。)
そこで、フレッツスクエア接続の件を話し、プロバイダ設備の不具合が疑われることがわかったという理由で、作業のキャンセルをした。
そしてOCNへ電話。
内容の切り分けで何度か電話が転送されるも、約30分程度で、仮対応終了。
NTTによる回線チェックが行われていたので、すんなり行った。
(いわゆる1回目の点検がそれに該当する。その回線チェックが行われていなければ、NTT窓口へ案内されるところだった。)
仮対応の終わりころ、OCNサイトからグローバルIPを調べるサイトを開くよう指示され、IPを口頭で伝える。
それで混雑状況を確認し、折り返し電話が来ることになる。
折り返し来た電話の結果は、原因不明…という感じのもの。
深夜帯は多少混雑しているが、昼間は支障が出るほどの回線混雑はないという。
しばらく様子を見るか、新たな回線への変更、いわゆる光回線への転換を、ということに。
この時点では、多少レスポンスは良くなりかけていた。
800ms→500ms台→500±200msなど。
安定はしていないが、多少改善された印象もあったが、結局は悪い具合に戻る。
しかし、それから2時間ほど経過した時、何気にレスポンス測定をすると…
40ms台に復活…
えっ…
こちらは何もしていないのに…
反応の遅延が解消している(;゜0゜)
その後に、OCNなどが何か調整をしたのだろうか?
知るすべは無い。
今回のトラブルから得た教訓。
「フレッツスクエア接続との比較をして、原因を切り分ける」
「NTTでは、限られた自社設備に関してしか調べない傾向が見られる場合がある」
通信速度という言葉を使わず、反応速度を具体的な数字で述べたのが功をそうしたのかもしれない。
うっかり「通信速度」という言葉を出せば「ベストエフォート」という話へ持っていかれ、時間帯による混雑なのでそれがベストエフォートだという論理により、何も解消しないままお話終了になりかねない。
そろそろ、まとめに入りたい。
とりあえず書いておきたいこと。
特に今回のNTTオペレーターからは「フレッツスクエア接続でのレスポンス(pingの反応時間)を調べてください」の依頼も、「フレッツスクエア接続」という単語すら聞かれなかった。
今更だが、その言葉だけでもあれば、2回目の電話で作業員の来社を依頼することはなく、原因を早期に切り分けできたと悔やんでいる。
少なくとも(2回目のオペレーターは)私が感情的に話したことも一因だが、こちらで起こった症状の全部を、とりあえず聞く「以前」の態度だった。
今の今までADSL1.5M契約なんて笑っちゃう、という方も少なくないだろう。
ただ、代表電話回線、民間警備会社の機械警備装置、停電・災害時優先電話指定回線など様々な制約があり、実は光回線を導入するにはそのいずれかのメリットを捨てる必要があり、捨てられなければ新たな回線(新規回線)を引く必要があり躊躇しているのだ。
まあ今回のトラブルで(光回線導入の)口実は出来そうだが、すぐに導入できるかは判らない。
ADSLモデムも予備の調達ができなくなりつつあるので、そろそろ回線変更へ踏ん切りをつけなくてはいけないのかもしれない。
ただ、光回線を引くと、フリーWi-Fiの導入をしませんか?というオプションが付いて来る。
まだそちらの調べはしていない。
利便性は増すものの、社内LANに不正接続されないようにするというセキュリティ面のことも考えなければならないのかなと、正直、頭が痛い。
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